2011年4月27日:KVH とSingTel、東京―シンガポール間の高頻度取引向け超低遅延ネットワークを拡張 - SGXの新株式取引システムに対応し、グローバル規模で取引市場の流動性向上に貢献 -
プレスリリース:2011年4月27日(水)
KVH株式会社(本社:東京都港区、最高経営責任者:リチャード・ウォーリー、以下「KVH」)とシンガポールテレコム社(本社:シンガポール、シンガポール最高経営責任者:Allen Lew、以下「SingTel」)は、シンガポール取引所(以下「SGX」) の新株式取引システムが本年8月に稼動を開始することにともない、現段階で最高水準の計測値67ミリ秒以下(1ミリ秒:1000分の1秒)の超低遅延ネットワークを、東京とシンガポールのデータセンター間に構築したことを発表しました。
新ネットワークは、最新のイーサネット技術と最短ネットワークルートの採用により設計され、超低遅延および高い冗長性と可用性を実現します。ネットワークの接続ポイントを、国内有数の高頻度取引向けプロキシミティ・ホスティング拠点「KVH東京データセンター1(KVH TDC1)」と、SGXの新取引システム向けコロケーション拠点 内に設けることで、国内外からの取引参加者は、最高水準のスピードと高い拡張性で、SGXをはじめとした世界の主要取引所への超低遅延な接続を実現できます。
SGXの新株式取引システムは、発表時点で世界最速となる1秒当たり100万件の処理が可能となる予定です。SingTelは、SGXの新取引システム向けコロケーション拠点に加え、従来の自社「Kim Chuanデータセンター」でも、SGXおよびシンガポール・マーカンタイル取引所(SMX) へ、1ミリ秒以下の最高速度のアクセスを提供し、トレーダーの超低遅延ニーズを包括的にサポートします。
SingTelのビジネスグループ、ビジネスマーケティング、バイスプレジデントの Lee Kai Hockは、「アジア取引市場の急激な増加にともない、SingTelとKVHは、高品質なインフラの優位性を生かし、東京とシンガポール間に、1カ所から異なる取引所への超低遅延な接続が可能なネットワークを構築しました。これにより、トレーダーは、シンガポールと東京の両拠点から、主要取引所へのグローバルなアクセスが可能となり、裁定取引機会を最も有効に活用することができます」と述べています。
KVHの国際事業本部上席執行役員の国 忠敏(グォ・ジョンミン)は、「SingTelとの協業の発表から1年余り、取引市場を取り巻く環境は大きく変化しました。取引所が次々と超低遅延な次世代システムを導入することで、アジア市場においても高頻度取引が急増しています。SingTelとKVHは、高頻度取引を支える低遅延ネットワークのニーズに応え、より多くの取引参加者の日本、アジアの取引市場への参入と取引量の拡大に貢献してまいります」と述べています。
両社は、高頻度取引ニーズに対し、2010年4月より、SGXの取引システムに近接するプロキシミティ・ホスティング・データセンターと「KVH TDC1」間を接続する超低遅延ネットワークを運用していますが、今回の発表は、SGXの新取引システムへの対応に加え、東京とシンガポール間の国際バックボーンネットワーク容量の拡大をお知らせするものです。
参考情報
SingTelについて
SingTelは、アジアのリーディング・コミュニケーション・グループとして、固定、ワイヤレス、インターネットプラットフォーム上でのボイス、データ・ソリューションをはじめ、InfocommテクノロジーやペイTVを含む、包括的なサービス・ポートフォリオを提供しています。アジア地域はもとより、バングラディシュ、インド、インドネシア、パキスタン、フィリピン、タイなど25カ国で3億8千3百万人以上の携帯電話の顧客を有し、アジア太平洋、ヨーロッパ、米国の20カ国で39のオフィスを構えています。金融サービス分野では、SingTelは、インフラの優位性とパートナーシップを活用することで、強固なグローバルネットワークを築いています。SingTelは、アジア地域で、1ミリ秒以下のプロキシミティ・ホスティング・サービスを最初に開始したプロバイダーとして、取引所間、プロキシミティ・ホスティング、超低遅延接続GigawaveLiteなど、「SingTel Exchange360」のブランドの下、トレーダー向けの多様な低遅延サービスを提供しています。詳細は当社のウェブサイト www.singtel.com をご覧ください。
KVHについて
KVHは、日本にフォーカスした通信/ITサービスプロバイダーとして、1999年に米国フィデリティ・グループにより東京を本社に設立されました。包括的な通信/ITマネジメント・ソリューションとして、マネージド・サービス、データセンター・サービス、プロフェッショナル・サービス、データ通信、インターネット接続、音声通信を法人向けに提供しています。現在日本における最高水準の低遅延ネットワークは、450社以上の金融サービス分野の顧客に利用され、高頻度取引に特化した超低遅延ネットワーク接続、プロキシミティ・ホスティング・ソリューション分野では市場をリードしています。KVHの超低遅延ネットワークは、東京、大阪、シカゴ、ニューヨーク、シンガポール、香港、ソウル、上海、シドニーなど、アジア、北米の主要な金融都市を接続しています。
詳しくは当社のウェブサイトhttp://www.kvh.co.jp をご覧ください。